これが完成された未完成、「おもふり」
実写恋愛映画???はぁ???そりゃまちゃまちゃにもなります。マイクも投げたくなりますわ。面白く無いんですもの。えぇ。考えてみろよ。漫画だからいいものの、どんだけイケメンでも壁ドンとかされたら速攻通報待ったなしだろ。豚箱こんにちはだろ。頭撫でる描写とかもう恥ずかしくてみてられん。手で顔覆うわ。手で覆う映画ホラー映画と実写恋愛映画だけだからな?まーーーーじでアイタタタ(笑)って感じだわ。あれ?また俺なんかやっちゃいました?(笑)って感じです。
大体すんげぇイケメンがいて、その時点でめちゃくちゃムカつくのに本当は可愛いのに学校では地味とされてる女子が出てきて。
…
はぁ???まーーーたまちゃまちゃでてきちゃったよ。ラウンド2。ふざけんなよ。どこが地味なんだよ無理矢理地味な格好しても滲み出てんだよ可愛さが。お前絶対可愛いだろ。世の本当に地味で悩んでる女の子に謝れ。土下座して詫びろ。詫びろ詫びろ詫びろ詫びろぉ!!!!
おい聴いてんのか多部未華子。何が貞子だよお前クソ可愛いだろふざけんな。好きだ。結婚してくれ。「君に届け」、この想い。
そんでなんで虐められてんの?なんで虐めてんの?虐めさせられてるだろ。本当は虐めたくないのに。しかもお前も可愛いし。なんでお前ヒロインじゃないの?聴いてんのか桐谷美玲。好きだ。結(以下省略)
あーー無限に叩ける。実写恋愛映画はクソ。実写恋愛映画はクソ。はぁ、先生大事なことなのでまた2回言いました。
誰が証明した (Take2)
おーい、また来たな明美ほむらよ。お前は何度道を踏み外す?俺が導いてやる。こっから先、一文字たりとも見逃すな。
『思い、思われ、ふり、ふられ』(おもい、おもわれ、ふり、ふられ)は、咲坂伊緒による日本の漫画作品。『別冊マーガレット』(集英社)2015年7月号から2019年6月号まで連載された。略称は「ふりふら」。単行本全12巻。
観ろよ。絶対に観ろ。うるせぇ観ろ。
まずね、これは高校生4人の物語。開始して10分の時点で
「あーはいはい、こーゆーやつね(笑)展開読めました(笑)対戦ありがとうございます(笑)」
ってなる。なるけれど。
違う。何もかもが違う。展開が幾重にも積み重ねられている。俺の知っている高校生恋愛映画じゃねぇ。これはそんなちゃちなもんじゃないぜ。お前ら、気ぃ付けや。ついて来いよ。取り残されんぞ。
最初片方の男が恋をしている描写が出るんだけど、それが義理の姉。いやお前、ちょ…え?壮絶すぎるだろ。高校生がしていい恋愛じゃねぇぞ。茨の道だ。修羅の道。お前にはその覚悟があるのか?家族を、友人を、何もかもを捨てる覚悟はあるのか?オラ、ワクワクすっゾォ!笑そんで姉。姉は姉で他の男のこと気になり出してて。それがヒロインの友人。あーーーーー、面白くなってきやがった。こりゃたまらねぇ。そんでそのヒロイン、さっきの弟好きになるのよ。おーーーーーーーーい、どんだけ拗らせるんだ。え?え?、一回整理させて???お前はアイツが好き。アイツはあの子が好きで、あの子は…???この歪な四角関係ともいえる奇妙な関係は、どんどん形を変えていく。話合い、傷つけ合い、愛し合い。
ふ〜ん、やるじゃん。
俺の中の評論家が納得した。簡単に見えてとてつもなく線と線が絡み合っている。すげぇな知恵の輪かよ。マジで外そうとしてる時って知恵の輪の事しか考えれなくなるやん?それだ。もう完全に知恵の輪。解けた時、気持ち良すぎて失神してしまうかもしれん。一瞬たりとも見逃せねぇ。
おいおいおいおい、なんだこれ。なんなんだこれ。これが…これを…俺は……
馬鹿にしていたのか???
自慢じゃないが結構本は読んできた。小説も漫画も、物語というものが好きで、色々読んできた。アニメもドラマも映画もだ。そのはずだった………
井の中の蛙、大海を知らず。木を見て森を見ていない、愚かな自分がポツンと一人薄暗い森の中に立っていた。あーあ、俺はなんて愚かなんだ。メルカリでどうぶつの森のamiiboカード転売してる奴馬鹿にできねぇわ。俺の方が愚か。はぁ、無知を知った。分かったつもりになっていたことを、今知った。いや、それすら分かったつもりになっているだけなのかもしれない。
お前ら、映画見て自分の愚かさに気がついたことあるか???おもふりを観ろ。教えてくれるんだ。知るということを。ソクラテスかよ。俺を間違った道から正してくれる。アルティメットまどかであり、桜木花道であり、鬼塚英吉なんだ。先生………俺………すいやせんっしたっっっっ!!!!
キャスティングもまた素晴らしかった。浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛ニ。若い。そう、役者も、演じている役も、若い。この話はまだ完結していないんじゃないか?完成されていないんじゃないか?未完成だからこそ、感じられるもどかしさ。そのもどかしさがこの映画を完成させている。矛盾しているように聞こえるかもしれないが、それでいい。
観ればわかる。観なければ分からない。
これが完成された未完成、「おもふり」だ。